保育士はどこで働ける?保育園以外に働ける場所とは

保育の仕事

保育士=保育園で働くというイメージが強いですが、保育士は専門性を活かして保育園以外の場でも活躍しています。

『保育園以外で保育士はどこで働けるの?』『どんな職場でどんな仕事をするの?』など疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

  そこで当ページでは、保育園以外にも保育士が働ける場所を詳しく解説しています。

これから保育士として働きたいとお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

保育士はどこで働けるの?

保育士として働く場所として『保育園』『幼稚園』『託児所』とイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、保育士として働ける場所は保育園だけではなく、他にも企業内保育所や児童福祉施設、学童保育やベビーシッターなどなど保育士が活躍している場所はたくさんあります

近年では保育園以外にもその専門性を活かして活躍できる場所も増えていきているのが現状です。

では早速、保育士として働ける場所はどんな職場でどんな仕事なのか詳しく見ていきましょう!

保育士として働ける場所① 保育園

保育園は1番保育士が活躍している職場です。

保育園は保育を必要とする0歳〜就学前の子どもを預かる施設で厚生労働省の管轄のもと運営されています。

仕事内容は、集団生活を通して社会性を養ったり、基礎的な生活習慣を身につける為の支援をします。指導計画書に沿って計画的に保育を進め、行事を通して子どもの心身の成長をサポートしていきます。

保育士として働ける場所② 幼稚園

保育士なのに幼稚園?と思う方も多いと思いますが、保育士養成校に通われていた方の中には幼稚園教諭の資格も一緒に取得されている方も多いのではないでしょうか?

幼稚園は満3歳〜就学前の子どもを預かる施設で文部科学省の管轄のもと運営されています。

最近では、幼稚園でも保育所的な要素が備わった施設も増えてきているのでそういった場所でも保育士資格を活かして働くことが可能です。

幼稚園の仕事内容は保育園と違い、就学に備えて年齢に合わせた必要な教育を行うのが目的となります。

英語やリトミックなどを取り入れている園が多く、基本的な教育時間は4時間となりますが園によって違いがあります。

保育士として働ける場所③ 認定こども園

認定こども園は0歳〜就学前の子どもを預かり教育と保育を一体的に提供する施設で内閣府の管轄のもと運営されています。

待機児童や教育の多様化から保育園と幼稚園の中間的な立ち位置となるのが認定こども園です。
実際は内部で保育園寄りのこども園と幼稚園寄りのこども園に分かれています。


保護者の就労状況に関係なく入園でき、幼稚園より保育時間が長いのが特徴。

認定こども園は4つのタイプがありそれぞれ特徴や必要となる資格が違いますが、幼保連携型の認定こども園で働く場合、幼稚園教諭免許に加えて保育士資格が必要となります。

保育士として働ける場所④ 社会的養護施設

社会的養護施設とは児童養護施設や乳児院など保護者がいない子どもや虐待などの問題で家庭で養育されることが難しいと判断された子どもたちが生活する施設です。

施設によって年齢の幅はそれぞれ違います。

乳幼児期の子どももいる為保育士を配置する規則があり、様々な事情を抱える子どもたちが安心して生活を送れるようにサポートしたり、生活に必要な力が身につくようにサポートします

施設で生活する子どもを24時間365日見守りサポートする必要がある為、勤務時間が変則で夜勤や休日出勤もあります

しかし、一般的な保育士よりも子どもたちと深く関わる事ができのでやりがいも大きい仕事です。

保育士として働ける場所⑤ 託児所・託児ルーム

託児所とは国や自治体の公認を受けていない認可外保育所です。

認可を受けていないとはいえ、託児所を開設する上での国の基準などはクリアしなければならないので、『認可外でも大丈夫なの?』と不安にならなくでも大丈夫です。

託児所は保護者が働いていなくても預けられるので、近くの保育園などに空きがない場合などに利用する方も多いようです。

また24時間対応している託児所もあり、保育園や幼稚園などでは対応できない保育のニーズの受け皿となっている場合もあります。

託児所にはデパートなどの商業施設や病院内などで利用する『一時預かり託児所』と、毎日通園するような『月極め託児所』があり、働く場所によって環境や労働条件はかなり差があります。

保育園と大きく違うのは、行事がない(少ない)という事。子どもとゆっくりと関わる事ができる事が大きなメリットです。

保育士として働ける場所⑥ 企業内保育所

企業内保育所はその企業で働く従業員の子どもを預かる施設です。

主に0・1・2歳までの子どもを預かる施設19人定員など小規模な園が多い傾向にあります。

子どもがなかなか保育園に預けられず復職出来ない保護者の為に福利厚生の一貫として設置する企業が増えてきました。

保護者の勤務時間に合わせて子どもを預かる為、朝が早い・夜が遅いなど働く場所によって様々です。

企業所内保育所はその企業内にある事がほとんどなので、保護者が近くで働いている為子どもに何かあった場合(熱など)も安心です。

0・1・2歳だけの小規模園が多く、『ゆったりと子どもと関わる事ができる』『乳児だけなので行事などは少ない』事がほとんどです。

保育士として働ける場所⑦ 院内保育所

院内保育所とはその病院で働く従業員の子どもを預かる施設です。

主に0・1・2歳までの子どもを預かる施設で19人定員など小規模な園が多い傾向にあります。

企業所内保育所と違う点として、看護師や医師の子どもを預かる事になるので大きな病院では夜勤がある所もあり、保育士の勤務が変則です。

小規模園の事が多いので、企業所内保育所同様に『ゆったりと子どもと関わる事ができる』『乳児だけなので行事が少ない』傾向にあります。

保育士として働ける場所⑧ 病児保育所

病児保育所とは、急病(発熱など)の子どもを預かって保育する施設です。

普通の保育園や幼稚園で37.5℃以上の発熱があると預かる事は出来ません。

しかし近年では共働きの保護者も多く、突然仕事を休んだり、長期間仕事を休むのはなかなか難しいのが現状。

そんな時に利用できるのが病児保育所です。

病児保育は病院やクリニックなどに併設されている施設型と自宅で病児を保育する訪問型があります。

病院やクリニックに併設されている場合は、その病院で診察後利用できるシステムになっています。

施設型では保育士に加えて看護師も配置されています。

病児保育では、一緒に本を読んだり安静に過ごせる遊びを行います。

また、子どもは自分の体調の変化をうまく言葉で表す事が出来ないので些細な変化を見逃さないようにしっかり観察をしたり、子どもの体調が急変した時にすぐに対応できる力が必要な仕事です。

保育士として働ける場所⑨ ベビーシッター・保育ママ

保育士資格はなくても仕事はできますが、資格があると優遇されたり信頼度も上がるので保護者からも依頼されやすく資格はある方が良いと言われています。

ベビーシッターの仕事内容は、保護者の依頼を受けその家庭の教育方針に従って子どものお世話をする仕事で、日常生活のサポートから保育園・習い事への送迎など仕事内容は幅広いです。

保育園や幼稚園などとは違い、1対1もしくは1対2などの少人数の子どもとゆっくりと向き合えるのでその子どもに合わせた保育が出来ます。

雇用形態は正社員で働いているベビーシッターもいますが、非正社員な事が多く時給制。

個人でマッチングサイトに登録して働くパターンが多く、働き方も自由度が高いのが特徴。

保育士として働ける場所⑩ 幼児教室

幼児教室とは主に0〜6歳の小学校就学前の子どもたちが通う教室です。

保育園や幼稚園と異なり短時間のレッスンなので、子どもと関わる時間が短く専門性の高い関わりが必要です。

仕事内容は何を教えるのかによってそれぞれ異なりますが、その教室の特色や対象年齢に合わせたカリキュラムの作成からレッスンまで全てを行います

教室に通う子どもたちは平日の日中は保育園や幼稚園に通っている子どもが中心なので、平日の午後・休日が主に働くことになります。

保育士として働ける場所⑪ 保育士人材会社・保育園運営会社

保育士人材会社(働きたい保育士と保育士を探している園の仲介役として保育士を紹介する会社)や保育園運営会社(保育園を運営する会社)で働く場合も保育士資格を持っていると優遇される事が多い職場です。

保育士としての経験があれば、保育士として働きたい人の気持ちに共感できたり信頼されやすく、現場の意見を持っている人材がいると会社としても大きなメリットです。

保育士資格を活かした就職先リスト

 保育士資格を活かした就職先リスト
①保育園
②幼稚園
③認定こども園
④社会的養護施設(児童養護施設や乳児院など)
⑤託児所・託児ルーム
⑥企業内託児所
⑦院内保育所
⑧病児保育所
⑨ベビーシッター・保育ママ
⑩幼児教室
⑪保育人材会社・保育園運営会社

保育園以外にも、保育士として活躍できる場はたくさんありますね!

中には保育士資格を持っていなくても出来る仕事もありますが、保育士資格を持っていることで優遇される仕事も多くあります。

保育士として働ける場所の見つけ方

保育士として働ける場所の探し方は、ハローワーク・インターネット求人・紹介など様々。

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(ベビーシッター・保育士人材会社・保育園運営会社・社会的養護施設を除く)

なぜ保育士転職エージェントを利用したがいいの?

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どの保育士転職エージェントがいいの?と迷っている方は、こちらの記事でおすすめの保育士転職エージェントを紹介していますので是非参考にしてみて下さい。

まとめ

いかがでしょうか?保育士として働ける場所はたくさんある事が知れたのではないでしょうか?

保育士資格を持っていると、その時のライフスタイルに合わせて働き方を変える事ができ、様々な角度から子どもと関わる事が可能です!

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