保育士として仕事をお探しの方や、これから保育士を目指そうと思っている方の中には、『保育士にとって働きやすい保育園とはどんな園?』『働きやすい保育園を見極めるポイントは?』と考えている方も多いのではないでしょうか?
保育士としての仕事内容に大きな差はなくても、『働きやすい保育園』と『働きにくい保育園』があります。働きにくいと感じる保育園で仕事をした場合、当たり前ですが保育士として頑張りたいという気持ちは合ってもなかなか長く続ける事は出来ませんよね。
そこで当ページでは、働きやすい保育園とはどんな園なのかチェックリストも交えながら詳しく紹介しています。この記事を読むと、自分に合った働きやすい保育園はどんな園なのか知る事ができ、今後仕事を探す際に役立つので是非参考にしてみてください。
働きやすい保育園はどんな園?
『働きやすい保育園』と聞いて1番始めに思い浮かべる事は何ですか?
労働条件が良い、人間関係が良い、保育方針が合うなど人それぞれ1番初めに思い浮かぶ条件は違うと思います。
もちろん労働条件も人間関係も保育方針も自分に合う保育園があるとしたらそれが理想の園という事なのですが…通勤距離なども踏まえると全ての条件が自分に合うという保育園はなかなかないのが現実です。
しかし、その中で如何に自分の条件に近い保育園を見つけるかという事があなたにとって『働きやすい保育園で働ける』という事に繋がってきます。
では、一般的に働きやすいと言われている保育園の特徴を見ていきましょう。
働きやすい保育園の特徴① 労働条件が自分に合っている
労働条件が自分に合っている
労働条件というと、『勤務時間が自分のライフスタイルに合っているか』『通勤手当があるか』『休日がしっかりあるか・有給は休みやすいか』など細かく自分なりの条件がありますよね。
これから沢山の時間を過ごす保育園なので、自分のライフスタイルに合っているのか、給料は許せる範囲内のかなど労働条件は妥協してはいけません。
ここを妥協すると後々『給料が見合わない』『思い通りに休みが取れない』『勤務時間が合わない』など、続かない原因となってくる事が多いです。
保育士の勤務体制は基本的にシフト制の保育園が多いです。早朝保育や延長保育の時間は正社員ではない保育士で賄っているところも多く、日中の1番活動が多い時間に正社員の保育士が勤務している保育園も数多くあります。
朝・夕の時間に非常勤保育士が保育している園では、人手が多い時間帯に書類や行事の準備などの時間を確保してくれる保育園が多く、残業時間が少ない傾向にあります。
しかしながら行事の多さや規模、有無は保育園によって異なるので『書類の時間は業務中にあるのか』『行事前の平均的な残業時間はどのくらいなのか』など事前に確認すると良いでしょう。
働きやすい保育園の特徴② 人間関係が良い・園の雰囲気が良い
人間関係が良い・園の雰囲気が良い
『保育士の仕事=女性ばかりで人間関係が大変』と想像する方も多いと思います。
しかし、今は昔のような人間関係が大変な保育園が減ってきています。昔からある歴史のある保育園などでは上司からあたりがきつい、雰囲気がピリついてるなんて事もありますが、新園などでは明るくみんなでワイワイ保育を楽しんでいる保育園も数多くあります。
職場見学に行った時に、『先生同士の関わりはどうか』『現場の保育士の声はきちんと反映されているのか(園長の指示のまま動くような事はないか)』『働いている先生の表情はどうか』『過去に一気に辞めるなどの問題はないか』を出来る限り確認すると良いでしょう。
ベテラン・中間層・新人と保育士の年齢層がまばらかも重要なポイントです。その保育園で働くとして、長く勤められるのか、実際に長く勤めている人がいるのかという事が分かります。
また研修体制についても確認すると良いでしょう。保育士としての技術や資質を向上させる為にも研修は必要となってきます。研修があるのか、費用は負担してもらえるのかも一緒に確認しましょう。
働きやすい保育園の特徴③ 保育園の規模は自分にとって適度か
保育園の規模が自分にとって適度か
保育園にも小規模〜大規模まであり、施設形態が様々です。
一概には言えませんが、『大規模園は多くの子どもと関わる事ができる』『小規模園はゆったりと子どもと関わる事ができる』など特徴があります。
どちらの施設形態もメリットとデメリットがありますが、行事を通して子どもの成長を見守っていきたいのか、少人数保育の中でゆったりと子どもと関わっていきたいのか考えるだけでも選ぶ園は変わってきます。
大規模園では行事を通して保育士としてのやりがいを感じられる反面、準備や練習に時間を取られてしまい、ゆったりと子どもを関わるのがなかなか難しいです。
逆に小規模園ではゆったりと子どもと関わる事が出来る反面、行事なども少なくやりがいをあまり感じられないという事もあります。
自分がどんな保育をしたいのか、どう子どもと関わっていきたいのか、仕事を探す前に考えると良いでしょう。
働きやすい保育園の特徴④ 保育方針が合う
保育方針が合う
保育園によって保育方針というものがあり各保育園のホームページで確認する事が可能です。
労働条件・人間関係・施設形態も大切ですが、この保育方針が自分のしたい保育と合っているかというものとても重要なポイントです。
保育方針をもとに日頃の保育を行っていくので、全く自分と保育の考え方が違う保育園で働くことになるとその保育への疑問ややりにくさを感じ長く働くことができなくなる可能性があります。
働きやすい保育園を選ぶには?
働きやすい保育園を選ぶためには、『自分が何を1番重要視するのか』『妥協できない条件を見つける』事が大切です。
労働条件(勤務体制・給料・休み・通勤距離・手当)も人間関係も施設形態も保育方針も全て思い通りの保育園があればそれが理想ですが、全ての条件を満たす保育園はなかなか見つかりません。
それでも少しでも働きやすい保育園を選ぶには自分の中で優先順位をつける事が大切です。
『何が譲れないのか』『どこまでだったら許容できるのか』を事前にしっかり考えておく事で、こんなはずじゃなかったというギャップを生む事なく納得した上で働き続ける事が可能です。
良い保育園のチェックポイント
あなたが今選ぼうとしている保育園が本当にあなたにとって働きやすい保育園なのか、チェックしてみましょう!
✔️労働条件に納得しているか(勤務形態・給料・休み・通勤距離・手当など)
✔️平均残業時間は許容範囲内か(行事前の残業時間も確認)
✔️働いている保育士の雰囲気や表情は良いか
✔️ベテラン・中間層・新人と保育士の年齢層がまばらか
✔️保育園の規模は希望通りか(どんな保育がしたいか明確に)
✔️保育方針は自分がした保育とかけ離れていないか
✔️譲れない条件はクリアしているか・妥協した点に納得はしているか
いかがでしょうか?このチェックリストをクリアしていれば、その保育園はあなたにとって働きやすい保育園です。
『働きやすい保育園』とは、多少妥協したとしても納得して就職するかどうかという事が大切なポイントとなってきます。
しかしながら、園見学や面接だけではその保育園のことを全て知ることは難しく、働いてみたら人間関係がイマイチだった、合わない先生がいる、残業が言われていたより多いなど問題が出てくることも考えられます。
少しでもそうならない為にもできる範囲の対策を取ることが大切です!
効率的に働きやすい保育園を見つける方法
働きやすい保育園を見つけると言われてもなかなか自分で見つけるのが難しいのが現実。
ハローワークで求人を見たり、インターネットで求人を見ても、あまりイメージが湧かず『どんな保育園が働きやすいの?』『求人情報には載っていない園の雰囲気や残業時間、有給消化率はいいのか』など分からない事も多く悩まれている方も多いのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが保育士転職エージェントです。
なぜ保育士転職エージェントを利用した方がいいの?
保育士転職エージェントは保育業界の知識や情報を持っているプロのアドバイザーのもと転職活動ができるので、意見が的確で『給料はいいけれど人間関係は良くない』『園長先生がすてきな方で離職者が少ない』など求人情報には載っていない現場のリアルな声を教えてもらう事ができるというメリットがあります。
また希望条件に合わせて求人を紹介してくれる、無限にある求人の中から好条件の求人だけを紹介してくれるという点から見ても、転職活動を効率的に自分の希望に沿った保育所を見つけられることができるので利用者にとってもメリットが多いです。もちろん新卒の方でも利用可能です!
どの保育士転職エージェントがいいの?と迷っている方は、こちらの記事でおすすめの保育士転職エージェントを紹介していますので是非参考にしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
『働きやすい保育園』を見つける為には、まず譲れない条件や優先順位を決める必要があります。
その上で園見学や面接に行き実際の園の様子を見て、納得して入職する事がとても大切です。